ゴーン会長逮捕の理由
日産のカルロス・ゴーン会長が逮捕されましたね。
容疑は有価証券報告書の虚偽記載です。
約40億円分もの報酬を受けていたのにも関わらず、それを有価証券報告書に記載してなかったことによるものですね。
この40億円の報酬の詳細は株価連動報酬によるものだと今日の日経新聞に載っていました。
株価連動報酬とは、別名SARと呼ばれ、業績に連動するインセンティブ系の報酬の一種です。
あらかじめ株価を決めておいて、その価格を上回れば、その差額分を現金で受け取れるという特徴があります。
その差額分の記載が有価証券報告書になかったということですね。
下回った場合には減額されることはないそうです。
ちなみに、ストックオプションの場合だと権利行使されると、株が発行されるのみで、現金はもらえません。
有価証券報告書の虚偽記載は結構罪が重くて、10 年以下の懲役若しくは 1,000 万円以下の罰金、又はこれの両方が科せられます。
いやー、重いですね。でも、投資家達にお金を出してもらう側で、その投資家達に向けて嘘の記載をするわけなので、これくらい重くして当然っちゃ当然なんですけどね。
今日はここまでです。最後まで読んで頂きありがとうございます!